【心にグサっと響く詩】自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかものよ! 2014-10-09 ジャンル:為になる Twitter Facebook LINE はてブ 茨木のり子さんは、日本を代表する女性詩人であり、「わたしが一番きれいだったとき」という詩は国語の教科書にも掲載されていました。 彼女の詩は、ドラマ「金八先生」の中でもよく取り上げられていましたが、今回はその中の「自分の感受性くらい」という素晴らしい詩をご紹介させて頂きます。 茨木のり子さんの詩 img via / here 自分自身の人生の主役は常に自分自身。他人にあなたの人生を取って代わることはできません。 こんな時代だからこそ、何度も噛み締めて読みたい…。 自分の感受性くらい 出典 / here ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志しにすぎなかった 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ Facebookでシェア Twitterでシェア