家族でよく行っていた和食屋さん。大将による英才教育で…

大将に感謝。心意気。

家族でよく行っていた和食屋さん。

「大将にお礼が言えるなら言いたい」

子どもの頃に家族でよく行ってた和食屋さん、安くてお寿司おまかせコースもあった

基本は若い方が作るんだけど大将がお寿司の有名な職人さんらしく、おられる時は毎回私の分を作ってくれてた

小学校高学年の私の胃袋を考えてシャリもミニサイズにして2-30貫は余裕で食べれるように調整

2-3貫のお寿司が乗ったお皿が10皿くらい届けられる

マグロ尽くしの1皿で炙ってくれたり、漬けにしたり、ブーケのようなミニ手巻きだったりと飽きない

巻き寿司は断面まで可愛い

飾り切りされてるきゅうりやバランまでつけてある

今思えばあんなミニサイズでよく作ったと驚くくらい

1人前2000円乗るか乗らないか

子ども価格はないと思う

おまかせなのに1周した時点でリクエストを聞いてくれる

あれもう1回食べたい!!とか、お任せにいくら来なかったから食べたい!!って感じでリクエストのお皿ってことで2-3貫は選べた

リクエストも終えた最後の最後にさらに想像を超えてくるシメの1貫を出してくるのがお決まりだった

もう20年近く前の記憶だけど、一口稲荷をさらに小さくしたものにカリカリ梅を刻んだようなものと枝豆だったか、刻んだ大葉だったかが入ってたんだよ

すごい口の中さっぱりしてさ

小学生女子にもわかる職人芸、閉店したけど大人になってからもぜひ行きたかった

透明なグラスに盛られたミニミニちらし寿司にサーモンやマグロでバラとか作ってあってさ

横から見ても可愛くしてあって

どれもこれも写真撮ればよかったってくらい

当時コナンの迷宮の十字路を観た後で、手毬って実際割とデカいよねってアホな話したから通常よりでかい手毬寿司にしてくださって(笑)

ジョークで大きくしてるからみんなで食べてねって

さすがに本当の手毬ほどは大きくないけど、存在感あるサイズはあったと思う

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祖父とお寿司の玉子って上に乗ってるタイプと、挟んであるタイプと、タマゴだけのやつとって色々あるよねって話してたら玉子だけの比較セットが届いた

厚焼き玉子って時間かかるって聞くのにどうやって焼いたのか謎

かっぱ巻きはなぜかっぱ?って話をしてたらきゅうり巻きにカッパ入ってた(笑)しかもめっちゃくつろいでた(笑)

軍艦巻きはなぜ軍艦って話をしたら軍艦になってたなー、大砲ついてたなぁ

私たちは座敷だから絶対声も聞こえない距離

なんで軍艦とか玉子の話聞いてたのか本当謎

ドリンクとか持ってこられた時に聞いてたとしても毎回全て聞くのは無理だろうしさ

食に全振りな祖父の性格を1番引き継いだのは私だと言われてるけど、大将による英才教育の影響もあると思う

うなぎの捌き方に種類があるって話になれば比較できるようにしてくれ、穴子もタレ、塩と色々食べ比べしたよ

経験に勝るものはないしね

祖父のお家の近くの店で予約してから行くんだけど、お店に行くと奥からひょこっと大将が出てきてさ

スローテンポでちまちま作っておられるように見えるけど実際めちゃ早だったんだと思う

お猪口とかショットグラスみたいなのをうまく流用してそうな感じだった

七輪もよく出して使われてた覚えがあるなー

2-3年たたずで大将が病気されて居られなくなったから本当奇跡のようなタイミングだったんだけどね

年齢的にももう亡くなられてるだろうけど大将にお礼が言えるなら言いたい

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