かつて扱った案件で、支店の女子社員から「宴会で上半身裸で踊った男性社員の裸を見たのがショックで二度と顔を見たくない。彼を異動させて欲しい」という訴えがあった。
これに人事の後輩の女子社員が食いついて「かわいそう！即懲戒の上異動させるべき！」と息巻いた。

— 藤堂 (@heizo12) April 24, 2023

人事案件のトラブルは基本的に双方の事情聴取をした上で人事の管理職、人事担当者、当該所属長で協議のうえ懲戒稟議を上に出すんだけど、まだ企業内経験値の少ない『セクハラ』の判断に関しては社会的風潮に流される傾向があった。

— 藤堂 (@heizo12) April 24, 2023

私は「どんな案件でも双方の事情聴取が基本。万一虚偽申告（これを言って女性を疑う事すら当時は憚られた）で判断した場合人事の権威が落ちて今後の懲戒発令にさわる」と主張して、結局支店に出向いて当人達と周辺社員に聴取した。

— 藤堂 (@heizo12) April 24, 2023

結果、裸踊りは事実で女性社員の訴えは正しかった。
ただ、男性社員に懲戒の可能性を示唆して経緯を聞くと、実はこの女性社員とは数年前から不倫関係にあって数ヶ月前に別れたとの事。
社内メールや男性社員の携帯メールから事実確認が取れた。

— 藤堂 (@heizo12) April 24, 2023

つまり女性社員は男性社員の裸は散々見てきた訳で、これを見た事によるショックというのは虚偽申告だった。
女性社員を再度呼び追及したら、不倫の事実を男性社員が自供するとは思ってなかったらしく「ヒィッ！」と号泣された。
「ヒィじゃねーよ」と思った。

— 藤堂 (@heizo12) April 24, 2023

結局処分としては社内風紀を乱したという事で双方譴責のうえ部署異動で結論付けた。
後輩は「こんな事もあるんですね」と言ってて「こいつには任せられんな」と思った。
その後『宴会での裸踊りは法度』という異例の通達を出した。

— 藤堂 (@heizo12) April 24, 2023

事実関係の聴取は関係者全部から、これ大事…

— ポンリー (@sankoroh) April 25, 2023

会社の規定で、なんでこんな規定があるんだろう？
って思うやつは大抵過去にやらかした奴がいる説 https://t.co/9SQbHEM6TL

— ひろぽん (@hiropon_Pro) April 25, 2023

痴情のもつれからのセクハラ通報は本にあるあるとして載ってる程度にはあるあるなので…人事も大変のだ https://t.co/cfH4guBPfe

— あえイさん (@allay_san) April 25, 2023

これについて公平性を評価して頂いてるコメントがあってそれは有難くはあるんですが、公平性を重視するというより事実を把握した上で判断しないと、万一間違った情報で裁定して後から事実が発覚したら人事や会社裁定の権威が失墜するからなんですよね。 https://t.co/4lejxk9NMI

— 藤堂 (@heizo12) April 25, 2023

『聞いてください！めっちゃヤバくて！えとね、〇〇がxxなんですけど、△だとずっと思ってたら実はxxで、そんなの聞いてないしって感じで、AさんもBさんも知らなかったみたいな感じだし、めっちゃヤバくないですか!?』

みたいな報告が来た時、余計な修飾を取り除いて客観的事実だけで判断するの大事。 https://t.co/9EXNOUl4ZQ

— Henry (@HighWiz) April 25, 2023

「何事も片方の話だけで判断してはいけない」という良い見本。 https://t.co/HQEV64vWwb

— 葛谷明比古：29、30超会議でラブリカ (@kuzuyaWTmk22nd) April 25, 2023

これ、自分も大勢の人と一緒に仕事しているので
気をつけている事ではあるがあらためて参考になる。
思い込みと空気感に流される（頼る）のは危険で
人に指示を出したり、評価をする側の人はこの呟きのスレッドは読んでみたほうがよいと思う。
　
そして改めて自分も気をつけようと思う。 https://t.co/lG0d9HTzEJ

— シエラ02（中年おっさん） (@mongpz900a) April 25, 2023