24時間テレビの第1回目で、大橋巨泉さんが番組の最後にハッキリ言ったこと「僕が言いたいのは…」

「さすが、巨泉さん」・「今この時代に、同じような事を言える芸能人がいないのが、淋しい」

1978年。24時間テレビ・第1回目。大橋巨泉さんが番組の最後にハッキリ言ったこと。

「僕が言いたいのは…」

エンディングのスピーチ

巨泉さん「はいありがとう。えー、24時間テレビ、今もう終わるんですが、まだ電話は鳴り続けております。たった一日の冒険でしたけども、あのー、明日っから普通のテレビに戻りますが、この番組終わる前に僕、二つだけ皆さんに言いたいことがあるんです。

一つは、あのー、99%が1円玉、5円玉、10円玉、だと、思うんですね。あの、金額は少なくとも、量は!ということは、貧しい人たち、決して豊かでない人たちが、こういう僕たちの企画に賛成してくれて、あのー、募金してくれたと思うんです。ですから、僕が言いたいのは

福田総理大臣をはじめ政府の方、全政治家の方に、本来は、これはあなた方がやることだと思うんです。ですから、あの、福祉国家を目指して、いい政治を、していただきたいと思います。

それから、あの募金をしてくれた方、今日代々木に集まってくださった方々にも、一つだけお願いがあります。お金を寄付したからもう終わりだ、じゃなくって、あの、一番大事なのは僕、意識だと思うんですね。つまり、

強いもんだけが、弱いもんを蹴っ飛ばして、その、世の中を作るんじゃなくて弱い人たちと一緒にいく。だから今日、募金なさった方は、明日っから、あのー、車があったらそこへ割り込もうとか、オレの方が運転が上手いから、殴り合いになったらオレの方が強いから先に入るという、

そういうことじゃあなくって、ちょうど外国で、先進国でよくあるように、一台一台、そのー、車で入っていくと、一つの道へ。そういう運転にしてもらい、運転だけじゃなくてね、そういうことが、意識がね、大事だと思うんです。

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