「めっちゃカッコイイなこれ」・「最初に発想した人なんて素敵なんだろう」
客がカウンターに向かい、コーヒーを保留で。世界に広がりつつあるという『保留コーヒー』が今、SNSを中心に大きな注目を集めています。(参照元・出典: ライブドアニュース , Facebook )
この物語は、寒い冬の日に飲む一杯のコーヒーのように
あなたの心を暖めてくれるでしょう
ある日私と友人は、小さなコーヒーハウスに入り、
それぞれコーヒーを注文した。
テーブルにつこうとすると、二人の客がカウンターに向かい
「コーヒー五つ。三つは”保留”で」
と言ってコーヒー五杯分の支払いを済ませていた。
「コーヒーの保留って?」
「まあちょっと見てようか」
二人の女の子がそれぞれ一杯分のコーヒーを買っていった。
次に三人の弁護士が七杯のコーヒーを注文し、四杯を”保留”にしていった。
暖かい日差しの中、私はカフェの前にある広場の眺めを楽しみながら、コーヒーの”保留”について思いを巡らせていた。
すると突然、みすぼらしい服を着た物乞いの男がカフェのドアを抜け、店員に丁寧にこう聞いた。
「すみませんが、”保留”のコーヒーはありますか?」
−−それはとてもシンプルな答えだった−−
人々は、暖かい飲み物を買う余裕のない誰かのために”先払い”をしていたのだ。
この風習はナポリで始まり、世界中に広まっていった。
今ではコーヒーだけでなく、サンドイッチやパンも”保留”できる場所が現れるようになったという。
この物語を読んでくれた人の”いいね”や”シェア”で、
暖かい気持ちが次の誰かに受け継がれて行くかもしれません。
温かい飲み物や食べ物を必要としている誰かのために支払うシステム。