「きみのあずきバー、ふわっふわっにしてあげよっか?」、新たな口説き文句の誕生です!先日ご紹介したコチラの記事→タカラトミーが井村屋のために作った新商品…なんてモノを作ってやがる!
そうなんです!タカラトミー作!「あずきバー破砕器具」こと「あずきバーをかき氷にすることができる商品」の完成までの歩みがアツい!固いなら、削ってみせよう、あずきバー!
2016年9月から開発を開始!幾度の試作を乗り越えて出来た…第6号機目がコレです!
あずきバーァアア!!
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安全面やコストなどの点を考慮し、数ヶ月の構想の後に試作機1号は完成!ですが、社内の検証でうまく削ることができず、再度構造から検討し直すことに!
改善点を洗い出し、何度目かの試作機を井村屋に持ち込むも、プレゼンの場で「あずきバー」の固さに途中で試作機が壊れるというアクシデントまで発生。井村屋の担当者の目の前で「削ろうとしては失敗する」ということを繰り返し、第6号機目にしてやっと成功したとのこと…!
【第1号機】強力バネタイプ
「あずきバー」を2本の強力なバネで固定し、プラスチックの刃で削る仕様。「あずきバー」のセットは2人掛かりでなければできないという難点がありました。始めは削れるものの、途中で押し付けるバネの力が足りなくなるため、半分くらいまでしか削ることができず断念。
【第2号機】上ハンドルタイプ
ハンドルと連動したギアが、「あずきバー」を下へ押し込む仕様。刃を固定し「あずきバー」自体を回すか、刃そのものを回して削るか、どちらがうまく削れるか悩んだ末、刃を回すギミックを採用しました。ハンドルが非常に重く、上からハンドルを回すと支柱となっているラックギアがしなるほど力がかかってしまい、井村屋担当者へのプレゼンテーションでもハンドルが折れてしまう事態に。
【第3号機】サイドハンドルタイプ
ハンドルを横に付け、「あずきバー」の回転に対する力の負荷を軽減した仕様。「あずきバー」が固いために、2号機以上にハンドルが重く、回し進めることができず断念。
【第4号機】頑丈&三枚刃タイプ
一度の回転で「あずきバー」をたくさん削れるように刃を3枚に改良。刃を増やしたことがかえって抵抗になってしまい、ハンドルが重く回すことができず断念。
【第5号機】スティック引き抜きタイプ
「あずきバー」のスティックが削る際の抵抗になっていたため、思い切ってスティックを抜くことを検討。「削るのも難しいのに、スティックを引き抜くなんてもっとハードルが高いのでは?」との声も上がりましたが、スティック引き抜きのための専用パーツの試作製作に取り掛かることに。同時に、スティックを引き抜いた「あずきバー」を削る仕様の試作機を完成。ハンドルのギア比を変えて5種のサンプルを作成し、程よいバランスを検証。ギア比を1:1.76に決定。これでほぼゴールが見えてきました。
【第6号機】完成品!
最終仕様がまとまってきたので、余分な部分を削減し商品自体をコンパクトにしたり、使いやすさを追求してパーツを調整していきます。「あずきバー」の固さに負けて本体が破損しないよう、ハンドル部分にクラッチも内蔵しました。さらに、「あずきバー」を最後の最後まで削れるように押さえのパーツを改良。そして、この試作機にスティックを抜いた「あずきバー」をセットし、1本全て削ることに成功しました!
アツい、アツすぎる…!笑