当事者の方たちの体験談を元に、発達障がいのある人たちが職場でトラブルになりがちな『認識の違い』を「ギャップ!!」として表現し、その解決策となる支援ポイントを「チェンジ!!」で示しています。
双方の理解が深まるほど「グッドジョブ!!」、発達障がいのある人たちだけに限らず、「人と仕事をする」という上で大事なことが書いてあります。(参照元: 発達障がい支援情報のページ/札幌市)
札幌市の取り組み・発達障がいのある人たちへの支援ポイント職場編(1~4)
虎夫さんは「適当に」という曖昧な言葉に戸惑いました。「ちゃんと」「しっかり」なども同様に苦手です。見本(視覚情報や実体験)で確認するとみるみる完成度が上がりました。
虎夫さんはいろいろな仕事をすると、変化に対応できずミスが増えました。1つの仕事を継続して担当すると、集中し正確で素晴らしい仕事ができるようになりました。
虎夫さんは作業中に別の指示を受けましたが、どちらの仕事を優先すべきかわかりませんでした。段取りは苦手ですが、優先順位の明確な指示で的確な作業ができました。
虎夫さんは「聞く人」や「聞くタイミング」に迷い自ら指示を仰げず怒られました。あらかじめ指示する人が決まることで、忙しい環境や手が空いた時でも積極的になれました。
札幌市の取り組み・発達障がいのある人たちへの支援ポイント職場編(5~8)
春子さんは、曖昧な「早めに」という言葉のニュアンスが想像できませんでした。期限が明確になることで仕事への集中力が倍増しました。
春子さんは心配性で疲れやすく常に緊張しています。休憩時に一人で過ごし緊張感から解放されることで、効果的にリフレッシュすることができました。
春子さんは状況を読み取るのが苦手で皮肉や暗黙のルールに気付けませんでした。事前にルールを説明することで、誰よりも遵守することができました。
春子さんは周りを気にしすぎて仕事が手につかなくなりました。あらかじめ困ったときの相談相手が決まることで、安心して仕事ができました。
札幌市のホームページにはこれらの他にも、「暮らし編」・「学校編」なども用意されています。
理解が深まるほど「グッドジョブ!!」、みんなで考えていきましょう。