自宅の床下貯蔵庫から古い大吟醸が出てきた！品質チェックのために開栓したところ…

2023-02-16 ジャンル：衝撃

想像したこともなかったな…！お写真を見れただけでもじんわり！うっとり！

1877年創業、茨城県つくば市にて日本酒『霧筑波・浦里』を醸している浦里酒造店（@kiritsukuba1877）さんの元へ、お客様が「自宅の床下貯蔵庫から古い大吟醸が出てきたが呑めるのか？」とお持ちになられました！心弾む一場面を見させて頂いた！【関連リンク： Webサイト , 六代目蔵元のインスタグラム】

宝と呼ぶに相応しい1本

お客様が「自宅の床下貯蔵庫から古い大吟醸が出てきたが呑めるのか？」とお持ちになりました。

確認したところ本生の平成元醸造年度全国新酒鑑評会金賞酒で、33年ヴィンテージでした。

お客様の同意のもと品質チェックのために開栓したところ、素晴らしい熟成をしていました！！

（続く） pic.twitter.com/S4w8Op2KMb

— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) February 13, 2023

（画像出典 / @kiritsukuba1877 ）

酒はメイラード反応による琥珀色を呈しており、カラメル様の素晴らしい熟成香、水よりも滑らかな味わいでした。

30年越えなのでタンパク質が凝固した黒澱が浮遊していましたが、火落ち（アルコール耐性乳酸菌の繁殖）することなく非常に素晴らしい熟成をしており「感動」のひと言です。

（続く）

— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) February 13, 2023

弊社の先先代の杜氏である南部杜氏　阿部耕一郎氏入魂の1本。
30年を経ても全く崩れることなく凛とした佇まいの大吟醸で、この酒の完成度を通して阿部杜氏の酒造りの全てが伝わって来ました。
現杜氏として身の引き締まる思いです。

（続く）

— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) February 13, 2023

日本酒にも必ずヴィンテージの価値が認められる時代が来ます。

弊社では1985年より氷温での熟成を続けており、日が当たる時を今か今かと待っております。

— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) February 13, 2023

呑んでみたい！

本当に素晴らしいお酒でした。

— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) February 14, 2023

蔵元に持っていったスーパープレイ

冷蔵庫での熟成でしたら、着色も少なく、より綺麗な熟成をしていると思われます。
開栓が楽しみですね！！

— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) February 13, 2023

きちんと保存されていたのだろうな…！

日本酒はアルコール度数が高いため基本的に悪くなったり、腐ったりすることはございません。
しかし、生酒を常温で保存すると、まれに火落ち菌(アルコール耐性を持つ乳酸菌)が増殖し、お酒がヨーグルトのような味わいになってしまうことが御座います。

— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) February 14, 2023

貯蔵環境・職人の技と、弊社にお持ちいただいたお客様の英断によって素晴らしい発酵の神秘を知ることが出来ました。
日本酒はアルコール度数が高いため、悪くなったり、腐ったりすることはございません！
長期熟成酒を販売している蔵もございますので、ぜひお召し上がりいただければ幸いです。

— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) February 14, 2023

33年前からのご褒美、贈り物