イジメは魚の世界と似ている。さかなクンが語ったメッセージがとても刺さる

( 画像出典 / Facebook

2006年の朝日新聞に掲載され、青梅市教育委員会のホームページでも紹介されていたメッセージ。

イジメは魚の世界と似ている。さかなクンが語った言葉がとても刺さる。。。

「広い空の下、広い海へ出てみましょう」

中一のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。

いばっていた先輩が3年になったとたん、無視されたこともありました。

突然のことで、わけはわかりませんでした。

でも、さかなの世界と似ていました。

たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。

せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。

けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。

すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。

助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。

いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。

同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。

中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。

ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。

でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。

学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。

話を聞いてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。

大切な友達ができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。

外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。

広い空の下、広い海へ出てみましょう。

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