「白鵬が敗れて観客が万歳」デーモン閣下が相撲ファンを一喝した言葉が重かった

( 画像出典: Amazon

好角家として知られるデーモン閣下。7月24日放送のNHK総合「クローズアップ現代+」に出演し、白鵬の1050勝について、「遠い異国からやってきたやせっぽちの少年の血と涙と汗の結晶でしょう。数字だけではない、偉大なものを秘めている記録」と賞賛しました。

番組では続けて『白鵬・前人未到”国技”支え続けて』が放送され、日本の相撲界を支え続けてきた白鵬の立場をフィーチャー。不祥事で存亡の危機に瀕したとき、客足が遠のき空席が目立つ本場所、白鵬は勝つことで横綱の威厳を示し大相撲を支えます。しかし、強すぎる白鵬に対するファンの目線は変化。日本出身の横綱力士・稀勢の里との取り組みでは、白鵬が敗れて観客の万歳。相手への大声援。

「感謝しなければならないのは日本人の方でしょ」

「あれだけ相撲界が苦難のときに、一生懸命屋台骨を支えて頑張ってきた白鵬に、ファンはああいう態度かよ。吾輩はやっぱ日本人に了見の広い気持ちで白鵬のこと見てやらないといけないと思う」

「北の湖がいくら強かったからといって、負けて万歳は出ませんでしたよ。イチロー選手がメジャーリーグで何かやったときに、ブーイングが起きたら悲しいわけですよね。そういうことを思って、相撲を見ていかないといけないんじゃないかな」

「よくぞ言ってくれました」

白鵬が語る、「双葉山の言葉支えに」

白鵬:勝って騒がれるんじゃなくて、負けて騒がれる力士になりなさい。

(憎たらしいほど強いという風に言われましたけれど、そういう風に言われること自体は苦しいことではない?)

白鵬:良いように良いように考えていくしかない。だから双葉山関の言葉をそういうときにこそ思い出して使っている。

(これからの人生を通してどんな相撲人生を送っていきたいとお考えですか?)

白鵬:大相撲のおかげでここまで皆さんに愛されることができたし、その恩返しをしなければいけない。

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