発祥の業界や界隈では使われなくなっているのに、世間一般に浸透している専門用語
リプ欄が楽しい…!このスレめっちゃ面白い!
フォロワー数2万6000人を超える人気アカウント『にいがたさくら@小話する人 – @monkey_across』さんの投稿より。【X以外での活動: YouTube , note】
『高飛車』のように発祥の業界/界隈ではもう使われなくなっているのに、世間一般に浸透している専門用語を探しています
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
高飛車って言葉、元々将棋用語なのに、現代将棋界隈では殆ど使われない
飛車を4段目に浮いて攻撃的な構えを構築することに由来するが、現代将棋では全然高圧的な印象はないので浮き飛車と呼ばれる
現代では桂馬を守るために浮き飛車にすることもあるので、浮き飛車はオタクに優しいギャルみすらある pic.twitter.com/18kwNu9zrm
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) January 14, 2024
「ルビを振る」とかもでしょうか。
編集レベルではまだ現役ですが、印刷ではもう、物理的な活字を組まなくなりましたから。
— かまのすけ (@yuri_kamanosuke) August 20, 2024
植字や写植が古いテクノロジーとなって使われなくなっても誤植というように、印刷業界の歴史的な経緯ですね
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
ウルトラC …?
— がるPoCo(||꒪ ꒪)tined (@galefang_tak) August 20, 2024
あー、体操用語で体操の採点ルールが変わったから使わなくなったやつですね
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
“切羽詰まる”はいかがでしょう?
これは元々切羽、つまり刀の鍔元にある金具が詰まって鞘から刀が抜けなくて困る、という状況を表した言葉ですが、今は居合を抜いていてもなかなか切羽詰まって困ってる人はいませんね。
— 剱(きりは) (@Fitakami) August 20, 2024
切羽が詰まらなくなったのは何ででしょう?
技術の進歩?
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
「有頂天」はお坊さんでも元の意味で使うことは少ないような気がします。
— 満秋楓 (@foo_manshu) August 20, 2024
今のところ私の意図に一番近い回答です。ありがとうございます
元の世界ではそれ自体は残っているのに、別の言葉に置き換わっていたり直接的に言わなくなったりみたいなやつを欲してました
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
メリハリ
元々は邦楽で調子をつける意味
道草を食う
文字通り牛馬が道の草を食って行程が遅れてしまうこと
油を売る
缶やボトルがない時代、油は量り売りだった。汲んだ油はなかなか雫が切れないので、その間、油売りは客と話をして時間を潰した。それが「無駄話」の由来
— 角田陽一 (@OV3aOe1T0LhYvzA) August 20, 2024
邦楽ではもうメリハリって言わないんですね……
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
縄張り、はどうですかね
— onagatti (@onagattii) August 20, 2024
今の建築では縄張らないですもんね
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
「ストレス」というのが力学の用語が先で 医学用語に勝手に使われてそのまま普及しました
私は「応力」と習いましたが プレストレストコンクリート は残っています
— ネフェル (@nefer_ty) August 20, 2024
英語ではまだ普通に応力=ストレスとして使いますね
応力ひずみ曲線が懐かしい……
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
一目置くってまだ有るんですかね?
全く囲碁を知らないので
— メンサマン (@jJWT4Zo3rrMVrkh) August 20, 2024
そういえば一目置くって言う状況、確かに現代ではコミなしの先手番を貰うハンデのことなので、今は言わないかも
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
将棋で言えば、「天王山」(5五の位のこと)が、あまり使われなくなってますね。選挙などでは、「この選挙区が天王山」みたいに、今でも使われてますが。
戦前の将棋だと、「位取り」は争点だったのですが、戦後の将棋はスピード重視なので、位取り自体が廃れました。
— しろうと (@sirouto) August 20, 2024
先手中飛車「ワシはもうアカンのかのう?」
というのは置いといて、天王山と言われていましたねーみたいな解説はしょっちゅう聞きますね
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
パイパン
もとは麻雀用語https://t.co/btdqJDklS4 pic.twitter.com/mHScosPxjn
— Type-89 (@Type_89_53aim) August 20, 2024
確かに白はハクとは言いますが、パイパンとは言わないですね(下ネタ大好きおっさんを除く)
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) August 20, 2024
刑事ドラマでお馴染み、犯人を意味する「ホシ」。
実際の警察官が使ってるのを見た事ないけど、昔は使ってたのか?
— insulated truck運転手 (@phoenix_corner) August 20, 2024
超弩級
もはや戦艦は作られないので…
— 野菜 (@trukadmiral) August 20, 2024
「離れ業」とか「図星」みたいに、発祥の業界を知らないまま使っている言葉は多くありそう。
— 部活好(ぶかっこう) (@bukakkou) August 20, 2024
カンフル剤
初期の用途はほぼ消えました
— DrM (@MOTAVIAN) August 20, 2024
「青田買い」もそうかもしれません。
もとの農業や米店では「先物取引」
就活用語になっています。
— ばばばんばん (@bababa01234567) August 20, 2024
「このメール部長にもCCして」
とかのCCとBCC
由来はカーボンコピー
— Fラン社畜 (@fran_syatiku) August 20, 2024
「ブレイクする」という言葉は、もともとはきっと beak through なので、奇妙な輸入例だと思っています。
英語の break に「人気が出る」という意味はない。
— 黒田真樹 (@kurodams) August 20, 2024
「火蓋を切る」
元は火縄銃の射撃シークエンスの一環ですけど、もはや誰も軍事用語とは認識してないと思います
— T.A.Y.M (@tamtam_ritz_yk) August 20, 2024
「ハンドルネーム」とか。
(元は電信技師が自身の技量を誇示する為のもの)
— 枢斬暗屯子@コミティアD33b (@suuzanantonko) August 20, 2024
「土壇場」
処刑の斬首のために土を盛った場。
使われる専門自体が形を変えているのでどうなんでしょう…
— 帯一 EP3 (@obi_wan_k) August 20, 2024
吹替
歌舞伎では早替わりで舞台にいるように見せる代役の事。最近はあまり使われません。
— 左内 円卓倶楽部 (@sonthetown) August 20, 2024
「わらじのような」草鞋を知る人は少なくなったのに、大きいことの形容詞として、未だに使われ続けていること。「わらじのように大きいとんかつです!」なぜかとんかつにしか使われないこと。
— ちはやどん (@v1jXzPnJopuNQyk) August 20, 2024
「馴染みになる」かな?遊郭用語で同じ女性に三回目に通うこと。二回目の「裏を返す」は現代でも風俗用語で残ってるみたいだが。
— たわらった (@tawaratta) August 20, 2024
「にっちもさっちもいかない」
そろばん用語で「二で割れない三でも割れない」という意味らしい。
— おてってれけ (@Otettereke) August 20, 2024
「揚げ足を取る」
相撲や柔道が由来だとされますが、柔道では足を取る技は基本的に禁止になりましたし、相撲でも足を取る技はほとんど使わなくなったように思われます。
— ろんどん (@lawtomol) August 20, 2024
鯖を読む
はいかがでしょう
— りんりん (@rinrin4919) August 20, 2024
匙を投げる
— イカリングの面積 (@todasatoru) August 20, 2024
皮算用?
— 君子剣(二代目) (@CunLang51234) August 20, 2024
刀関係めっちゃあるよな
切羽詰まる
反りが合わない
押っ取り刀
鎬を削る
元鞘
鍔迫り合い…
など10~20個くらいあったはず https://t.co/t1lmGIwUHN
— 神田うろこ@刀の手入れ漫画あります/鳥カイヌシ/刀モチヌシ/mmmmpm我爱台灣 (@KandaFuali) August 20, 2024
「横槍を入れる」。
槍使いはおらんし、槍を使った集団戦もない https://t.co/Zx2rpGurKj
— off (@wlO_Olw__le_el_) August 20, 2024
「拍車」が競馬界では衰退傾向にあるというのは調べて初めて知ったなぁ https://t.co/W4sv9gbD7t
— ヨン・ルイ (@jedimaster320) August 20, 2024
穴場。
以前は競馬場などで投票券(馬券など)を売る窓口が番号ごとに別れていて、人気のない「穴」(穴馬、ダークホース)の窓口は空いていた。転じて人があまり寄り付かない場所を「穴場」と呼ぶようになったが、すべての窓口でどの番号の投票券でも買えるようになり、現在は穴場は消滅している。 https://t.co/6WTg7E2bII
— りゅーせー (@Ryusei_sakeai) August 20, 2024
『後釜』とかはいかがでしょう
おそらくは古い鉄道業界で長距離列車を短時間で直通させるために用意した引き継ぎ用の蒸気機関車のことから来ているのだと思いますが、鉄道業界では蒸気機関車同士の引き継ぎも無ければ長距離直通の客車列車も無くなってしまいましたね https://t.co/ORKZJFsOvJ
— 石島一隆@ビバップの禅僧 (@118_is) August 20, 2024
ブロマイド
元々は臭化銀を使った印画紙に焼き付けた写真
グラビア
元々はグラビア印刷された雑誌の紙面
(今の雑誌はほとんどオフセット印刷) https://t.co/o1d3WSGTTS
— たまっきー (@tamakkey) August 20, 2024
『冷やかす』
紙すきで煮た紙を冷やかしている(冷ましている)間、買うわけじゃないのに遊郭など店を見て回って時間を潰したことから…と落語で聞いた https://t.co/vwdGfQb40P
— ささみ (@kiirosiro) August 20, 2024
「砲門を開く」の砲門とか
元々は帆船の時代にあった、船の横っ腹にある大砲を収めてるシャッターの事でしたが、かなり前から存在してません https://t.co/LoJfYWWe5R
— TKM (@TKM42296758) August 20, 2024