トーヴェ・ヤンソン原作の「ムーミンシリーズ」に登場するキャラクター『スナフキン』。
自由と孤独を愛し、束縛されるのを嫌う。その一方で、他人にとても優しい。でも決して他に媚びることなく、自分の色を持ち続けるスナフキンだからこその言葉。
何か試してみようって時にはどうしたって危険が伴うんだ。
あんまり大袈裟に考えすぎない様にしろよ。何でも大きくしすぎちゃ駄目だぜ。
「そのうち」なんて当てにならないな。いまがその時さ。
大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってるってことだよ。
いつもやさしく愛想よくなんてやってられないよ。理由はかんたん。時間がないんだ。
僕は自分の目で見たものしか信じない。けど、この目で見たものはどんなに馬鹿げたものでも信じるよ。
ぼくたちは本能にしたがって歩くのがいいんだ。ぼくは、磁石なんか信用したことがないね。磁石は、方角にたいする人間の自然な感覚を、くるわせるだけさ。
飢えを知ってればこそ、僕は二度とそうなりたくないと努力するだけだよ。
どこにもなかったら、自分で作ったらどうだい?できるかどうかはやってみなければわからないんじゃないかな。
人の好みは千差万別だと思います。もし全部の人間が同じものを食べ、同じものに感動し、同じ本だけしか読まなくなったとしたら、僕はそんな世界は味気ないつまらないもんだと思います。
人の涙を弄んだり、人の悲しみを省みない者が涙を流すなんておかしいじゃないか。
人と違った考えを持つことは一向に構わないさ。素晴らしい発見や素敵な哲学は案外そんなところから生まれる場合が多いからね。でもその考えを無理やり他の人に押し付けてはいけないなあ。その人にはその人なりの考えがあるからね。
あてはないのさ、気の向くまま、風の吹くまま、ぶらぶらとね。
人の目なんか気にしないで、思うとおりに暮らしていればいいのさ。
ストレートな言葉のようにも感じる中に、人それぞれの解釈の違いや考える余白を残しているところに深さを感じます。
日常を等身大で生きていこうとするスナフキンから学べるもの、いかがでしたでしょうか。