北斗晶さんもブログで紹介していた、『ありがとう』の反対語。
今まで『ありがとう』の反対語など考えた事がありませんでした。(参照元: YouTube )
ありがとうの反対語など、今まで考えたこともなかった。
教えてもらった答えは・・・
「あたりまえ」
「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」。「有難(ありがた)し」という意味だ。
あることがむずかしい、まれである。めったにない事にめぐりあう。
すなわち、奇跡ということだ。
奇跡の反対は、「当然」とか「当たり前」。
我々は、毎日起こる出来事を、当たり前だと思って過ごしている。
歩けるのが、あたりまえ。
目が見え、耳が聞こえるのが、あたりまえ。
手足が動くのが、あたりまえ。
毎朝目覚めるのが、あたりまえ。
食事ができるのが、あたりまえ。
息ができるのが、あたりまえ。
友達といつも会えるのが、あたりまえ。
太陽が毎朝昇るのが、あたりまえ。
生まれてきたのが、あたりまえ。
夫(妻)が毎日帰ってくるのが、あたりまえ。
そして・・・
生きているのが、あたりまえ。
また、ある夫婦の話もしてくれた。
晩酌の時、いつも無口の夫が、「ちょっと、お酌してくれないか?」と珍しく妻に言った。
台所の片付けをしていた妻は、「今、忙しいから自分でやって」と答えた。
夫は少し寂しそうだったが、手酌で酒をついだ。
その、2~3時間後、夫は急に倒れ、救急車で病院に運ばれ、帰らぬ人となってしまった。
それから、妻は、なぜあの時、夫にお酌をしてあげなかったのかと、ずっと悔やんだという。
あの時なぜ・・・
もっと優しい言葉で、
こぼれるような笑顔で、
感謝の言葉で、
接することができなかったのか・・・
誰しも、今日と同じ日が明日も繰り返されると思う。
今日、誰かと出逢い、話し、笑い、食事をして、仕事ができる。
こんな当たり前だと思うことが、本当は奇跡の連続なのだ。
「有ること難し」
生きて、出逢う、という奇跡の連続に、「ありがとう」を言わずにいられない。