スポーツのプロデビュー試合に出る友人に花束を、花屋さんはどこも閉まっている時間で…

粋だね。

スポーツのプロデビュー試合に出る友人に花束を、花屋さんはどこも閉まっている時間で…

「貴方も店長さんも良い人だな」

昔の話

友人があるスポーツのプロデビュー試合に出るから応援に行くことになった

花束を用意したかったんだけど前日は学校終わってからバイト直行

バイト終えると夜の10時で花屋さんなんてどこも閉まっている時間で諦めてたんだけど

帰り道に自転車を走らせているとに空いている花屋さんがあったんだ

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それもそのはず祇園だよ繁華街だよ花屋さんも深夜営業してるよ

店員の若いお兄さんに花束を買いたいと言うと「予算は?」

当時は花束の相場がよくわかんなくて貧乏学生で「えっと千円、あ、二、三千円?あ、あの無理ですよね?」みたいにキョドってしまった

店員のお兄さんは「千円?ちょっとムリかな」って苦笑いだったんだけど

後ろにいた気難しい職人のようなオジさん(店長さん?)が無言で切り花を集めだした

そんでリボンまで付けて小ぶりの花束を作ってくれた

お代は千円だった

めっちゃお礼を言った

後から思い返して祇園の花屋さんで千円の花束を頼むとかアホだよ普段はきれいなお姉さんへのプレゼントの数万の花束作ったり高級クラブや料亭にお花を届けるような花屋さんだよあああああって恥ずかしくなった

数年後に社会人になってからは友人へのお祝いやお餞別で一万円超の花束作る時はその店に頼んだよ

あの時はすみませんでした

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