長野県には「一つの村の中で50 Hzと60 Hzが混在する地域がある」実際に現地へ行ってみた結果

2022-09-09 ジャンル：その他

実際に見に行く行動力もスゴい！こういう報告があるからTwitterが好き…！

長野県には「一つの村の中で50 Hzと60 Hzが混在する地域がある」そんな噂を確認するため、dydt（@dydt_Nao）さんは現地へ向かいました。本職は研究者で自然科学全般や電子工作・乗り物・酷道廃道・自転車関連を主につぶやいておられます。

その場所は確かにあった

「一つの村の中で50 Hzと60 Hzが混在する地域がある」その謎を解明すべく我々は日本の奥地へ向かった。そして長野県栄村にその場所は確かにあった。　電柱にデカデカと書かれた50 Hzと60 Hzの文字。これが見たかったのだ！こいつらはほぼ隣り合った電柱である。 pic.twitter.com/8PgM5BwZbJ

— dydt (@dydt_Nao) September 8, 2022

（画像出典 / @dydt_Nao ）

より正確には…

より正確には二つの集落を挟んで写真のように所謂デッドセクションがありました。50 Hz側は(多分配線節約のため)単相(2線)高圧で終端、60 Hz側は単相200 V電灯線で終端され、次の電柱に変圧器があってそこから先は三相(3線)高圧になってました。 pic.twitter.com/p4ZxxRMNol

— dydt (@dydt_Nao) September 8, 2022

（画像出典 / @dydt_Nao ）

どうしてこんなことになってるかというと？

電力計を見ると確かに集落を挟んで50 Hzと60 Hz。どうしてこんなことになってるかというとこの栄村、東北電力から買って給電されるとエリアと中部電力自体から給電されるエリアが混在していて、今日訪れたのはその境界、50/60Hz経済圏の間の非武装地域ってわけ。 pic.twitter.com/k7aP1CnxcO

— dydt (@dydt_Nao) September 8, 2022

（画像出典 / @dydt_Nao ）

さすがお詳しい

この村が大雪で停電した際、被害があったのは50 Hz系統で、電源車はいわきナンバーなど東北電力の(50 Hzの)車が来て電線に接続したとか。以上一度行ってみたかったエリアに行けて満足。https://t.co/HHkfe15SkD

— dydt (@dydt_Nao) September 8, 2022

このスレ楽しい

昔の電気機器は、周波数が合わないと使えないものがありました。切り替えスイッチがあったものもありましたっけ。

— のりー (@noriee) September 8, 2022

レコードプレーヤーに50Hz用と60Hz用のプーリーが付いていて、自分の家の周波数に合わせて取り付けたような。

— みかんとひよどり (@hiyodori5) September 8, 2022

ほぅ…

北九州でも混在していたみたいですね

— music(雅楽頭) (@music27015906) September 8, 2022

発電所のメインユーザが電気軌道だった頃、北九州だけは別で重鉄工ユーザがてんでバラバラの周波数の機械を導入し、足りない電気だけ買っていたので変換しやすい50Hzが九州電気軌道の周波数になったからですね。https://t.co/2XAszWLEnu
今でも旭化成などチッソ系のダムは自家用に50Hzで発電してます

— ホルモンの人２ (@hormonenohito) September 8, 2022

話には聞いたことがありました

これが噂の!都市伝説だと思ってた。現地調査お疲れさまです。

— 貧乏父さんのDIY【ジャンク】 (@DIY75220445) September 8, 2022

私もこの周波数表記のある電柱は都市伝説かと思ってました笑

— dydt (@dydt_Nao) September 8, 2022

見に行ってみたい

こんな表記があるのか！
地下埋表示とか普通のトラ線は見たことありますが実に興味深い！

— aki32s (@912yen) September 8, 2022

はい、電柱に周波数表記はとっても珍しいと思います　ペイントが色褪せないで残っててくれてよかったです〜

— dydt (@dydt_Nao) September 9, 2022

きになる

オーディオマニアにとってはどちらがよいのか…

— 無限九六九一 (@kj4zs1uSSuzl5ds) September 8, 2022

聞くジャンルによって周波数を使い分けるんじゃないでしょうか。

— Masashi Haraki/原木正志 (@m_haraki) September 8, 2022

勉強になるなぁ…

栄村は、冬は長野県側の道は通行できなくなる。新潟県側に出るしかない。たしか、郵便も新潟県側の郵便局担当区域だったと思う。以下は背景説明です。新潟県は東北電力の区域で50Hz、長野県は中部電力の区域で60Hzなのです。

— 柳崎清 (@ookinatudura) September 8, 2022

おっしゃる通り本当に県境の地域でした
新潟側と関わりが深そうですね

— dydt (@dydt_Nao) September 8, 2022

電工の人は面倒そう

新潟県や長野県には、50Hzと60Hzが混在している地域があると聞いていましたが、実際はこうなっているのですね。一つの自治体の中で電気の種類が違うのは、相当大変でしょうね。 https://t.co/3rY8CBnR6C

— 中学受験社会時事問題に強くなる (@philo_societycj) September 8, 2022